さて、具体的にマイケルはどのような活動を行なってきたのでしょう?マイケル・ジャクソンは、11歳あたりからジャクソン5の一員として、リードボーカルで舞台にたつことが多くなっていきます。ジャクソン5というのはマイケルの兄弟の中の5人(ジャッキー、ティト、ジャーメイン、マーロンそして、マイケル)から結成されたグループで、モータウンというレーベルに所属していました。ジャクソン5時代には、「I
want you back (帰ってほしいの)」「I'll be there 」「ABC 」「Ben(ベンのテーマ)」など、その当時としては珍しい、クロスオーバーヒット(人種に関係なく受け入れられるようになった音楽的ヒット)を引き起こしました。
ジャクソン5としての活動はレーベルとのもつれから1975年までで、この年からエピックに移籍し、ジャクソンズと名乗るようになります。ジャクソンズとしての活動と平行しつつ、マイケルはソロ活動に入ります。マイケル・ジャクソンとしての初めてのアルバム「Off
the Wall」が発表されたのは、1979年。マイケル21歳のことです。このアルバムには「今夜はドントストップ」「ロック・ウィズ・ユー」などが入り、当時としては記録的な700万枚の売上となりました。
この後、「Bad(1987年)」「Dangerous(1991年) 」「HIStory (1995年)」「Blood
on the dance floor(1997年) 」と、ほぼ4年ごとに素晴らしい作品を発表し続けてきました。グラミー賞や、ミュージック・アウォードなど、獲得した賞を挙げればきりがないほどですが、マイケルの活動は歌手としてのそれにとどまっているわけではありません。エチオピアの子供達を救済するためにリリースされた「We
are the world」の他、「ヒール・ザ・ワールド」基金の創設など、ことあるごとに世界平和や子供達のためへの尽力を惜しまない姿勢は、評価されるべきでしょう。